コロナ禍以前は、毎年恒例だった9月の京都旅行🏨
だいたいいつも3泊4日、自家用車で出かけて最終日名古屋で一泊して最終日は岐阜に行くのがお約束。
それは恵那川上屋さんの栗一筋を食べたいから。
栗一筋は、栗の美味しい8月下旬から二月末頃までの期間限定で恵那川上屋さんで食べることができるかなり豪華なモンブランなんです。
賞味期限がとても短く栗を絞り出してから30分という儚さです。
なのでお店に行かないと食べられないレア中のレアなモンブランです。
栗菓子の専門店!恵那川上屋
その年によって若干仕様が変わります。この年はメレンゲが後添えで、崩しながら一緒に食べるタイプでした。
これは恵那川上屋二子玉川店限定の栗一筋です。
メレンゲがカシス風味で、爽やかな酸味が栗の優しい風味を引き立ててくれています。斬新なんだけど、栗を知り尽くしているからこその組み合わせなんだと思います。
栗のペースト部分はどこか和風チックなのにカシスのメレンゲと合わさると一気にヨーロッパ風味な洗練された美味しさになるのがおどろきでしたよ。
でも今は、恵那の川上屋さんはもちろん二子玉川の川上屋さんも、コロナ禍で行くのは結構なハードルで、だったら通販だよなって思って、初めて恵那川上屋さんの通販を利用してみました。
紫の箱が老舗の和菓子屋さんって感じですね。
紙袋つけてくれているので、贈答にも使えるのが安心です。
箱はペラペラの薄いやつじゃなくて重厚感ある厚手のタイプで高級な感じが漂ってきます。
シンプルだけど栗の意匠がお洒落な感じ。
これ、モンブラン入ってるんだけど、和菓子っぽい箱なんですね。
こちらはくりもなかあいす。思ってたより大きめのアイスがぎっしり、美味しそう!
栗山という名の川上屋さん一押しのモンブラン。柔らかくて繊細なお菓子ですが、ひとつずつ丁寧に梱包されて冷凍で届くので、これなら形が崩れることなくきれいな状態で食卓にのせられますね。。
栗がふたつ繋がったかわいい形のくりもなかあいすです。
さとのかとこうぼうとは、使われている栗の品種らしいです。
割ってみるとこんな感じ。クリーム色のアイスクリームがたっぷり入っています。結構なボリュームなんですよ、これ。
モナカが厚みがあって香ばしいです。パリパリというよりさっくりした歯触り、空気の層がふかっとした感じで他のアイスモナカにはない感じで面白い食感なんです。
高級和菓子のもなかの皮をそのままアイスに使ってるのかな?
アイスは甘さ控えめ、最初にミルキーな風味とラム酒っぽい香りがふわりと広がり、アイスが溶けた時わずかにざらりとした栗の風味を感じます。
こってりしたクリームではなく粘度が薄くてさっぱり食べられる感じ、これは暑い時期でも、寒い時期にこたつで食べるのもどっちも美味しいやつですね!
大きめで食べ応えがあるのですが、甘すぎないので最後まで飽きずに食べられて喉も渇かないのが良いと思いました。美味しい煎茶と食べたい優しい味でした。
ただ、栗の風味はほんのりでもう少し栗を感じたいと思ってしまいました。見た目がとても栗らしかっただけに勝手に栗いっぱいの味を想像していました。
どちらかと言うと美味しいさっぱりめのミルクアイスに栗がほんのりと言う感じのお上品なくりもなかでした。
続いては、栗山をいただいてみます。和菓子屋さんのモンブラン、それも栗を知り尽くした老舗のモンブランです。期待が膨らみます。
しっとりしたマロンペーストたっぷりに、ほんのりの粉砂糖が上品な感じですよね?
マロンクリームは、口に入れると、川上屋さんの1番お菓子栗きんとんを思わせる味。
甘さ控目な甘さのまさに栗きんとんなお味。栗きんとん食よりしっとりめだけど栗の旨味が柔らかくとろけて広がります。
口に入れたばかりの時は、栗きんとんの味だけど、溶けてゆくに従って発酵バターのようなミルキーな香りとほんのりラム酒を感じます。
いっきに洋菓子っぽい雰囲気になりますね。
でも、どちらかと言うと栗の美味しさを極限まで活かしたシンプルな美味しさです。
食べ進めると中から生クリームが出てきましたが、これが無糖なのではないかと思ってしまうくらいほんのりな甘さです。全くの無糖ではありませんが微糖な甘さです。香りも自然なミルクの香りで香料は感じません。
栗の風味を邪魔することがなくコクがプラスされてこの変化がまた美味しいです。
このクリームと一緒に食べるとマロンクリームの甘さ、栗の風味がとても引き立ちます。
生クリームの下にはカスタードクリームが入っています。これまた甘さ控えめです。マロンクリームと同じくらいの甘さで卵の美味しさを感じる素朴な感じのカスタードです。
1番下は折り込みパイ生地。カスタードと生クリームの水分が染み込まないように薄くチョコレートコーティングされています。このおかげでパイはサクサクでとても美味しかったです。
丁寧なお仕事、チョコレートの風味もアクセントになって良い感じでした。
さらに食べ進めると真ん中に大きな栗の渋皮煮が入っています。しっとり柔らかくて、この栗が一番甘いです。
丸ごとの渋皮煮、とても大きくて良いお味です。
半分食べちゃってもこの大きさなんです。
このお菓子は見た目モンブランですが、栗を味わうための創作菓子だと思います。完成度高いけれど、一般的なモンブランとは似て非なるものと感じました。
全体的に甘さはとても控えめで、これなら甘いもの苦手な人でも美味しく食べられると思います。
そして、栗の美味しさを存分に味わえます。冷凍で届くので自分の好きなタイミングで美味しく味わえるのもとても良いです。
栗が大好きな人に絶対食べてもらいたい高級栗菓子でした。
今回、くりもなかアイスと栗山をいただいてみましたが、私のおすすめは栗山でした。
秋が深まってきて、川上屋さんの栗菓子はこれからが本番、栗きんとんをはじめとする美味しいお菓子がたくさん味わえます。
3月までの限定お菓子なんかもあります。
オンラインショップを利用すると栗きんとんエクスプレス便なんていうサービスもあります。最短3日で出来立ての栗きんとんが届くんです。
これなら思い立った時にすぐに手に入るし、急な集まりのとっておきお菓子にも利用できて良いですよね。
他にも栗きんとんを蒸し羊羹で巻いたくり壱は私の母のお気に入りなのですが、旅行に行かなくなってからお土産であげることもなくなってしまって、きっと食べたがっていると思うので贈ってあげようかと思っています。
恵那川上屋さんのちかくに天界苑という展望ガーデンがあって、そのつり橋から見る恵那峡はとても素敵ですよ。また行きたいです。きゃさりんという名前のかわいいミニブタちゃんもいます。とても賢くてキュートで、また会いたいな💖